闘病日誌

生きてえ

8/1

 

8月ですね~

今年は暑さが早く来たので夏が長く感じてしまう。

7月と8月の境目が曖昧すぎる。

このまま何もせずに夏が終わりそうだな・・・

暑すぎるから何もしないのが一番賢い選択なんです。わかってください。

おれは悪くない。

 

休日。

昼起きた。

今日は完全にやることを決めていたので、ササッと昼飯を作って準備をした。

鶏肉をタバスコとニンニクとレモン汁にキノコと一緒に焼いて食うやつ食った。

おれの貴重な得意料理の一種だけど、何も考えないでタバスコをドババババしたら完全味がオワってしまった。

何も考えないで料理するのやめたい。

泣きながら食べた。

 

体にダメージを受けながら今日のメインイベントを開始した。

WHITE ALBUM2です。

以下早口唾飛ばしオタク警報。

 

かずさルート(ノーマル)をやりました。

 

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いや・・・これはね・・・

ぶっちぎりで心を破壊されるルートでしたね・・・

各ルート終える度にこれより最悪はねえだろって思ってるけど、

それを軽々と上回るサイアクさだった。

 

序盤は変わらずかずさに密着取材しつつ道を踏み外していくところから始まる。

ちょくちょく追加シーンがあったんですけど、

 

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かずさがひたすらかわいかった。

このアホ面の立ち絵マジで好き過ぎる。

携帯電話の待受にしたい。

 

かずさにギャン泣きされながら偽りの愛を求められるシーンで、

かずさを受け入れる選択肢を選んだところでルートが分岐する。

キスを受け入れてそのままエッチシーンに行くんだけど、

かずさも感情がメチャメチャになって泣きながらエッチしてて、

もうなんか・・・・すごい・・・悪いことしてる気分が半端じゃないです・・・

いや実際悪いことしてるんですけど・・・

この時点でもう雪菜には婚約指輪を渡しているので、北原春希は完全に一線を超えてしまったということになる。

あとこれはルート通してなんですけどかずさとのエッチシーンはいつもの曲と違う悲しい感じの曲が流れててそれも悲壮感を掻き立てる。

肉体の関係を持ってしまってタガが外れた二人は雪菜に関係を隠しつつ定期的に体を求め合う最悪の関係になってしまう。

今までのルートの中でここまで堂々と浮気然とした関係はなかったのでもう胃が痛くてしょうがなかった。

かずさは冬が終わるまでと言って自分と春希を誤魔化しながら関係を持とうとしてるけど、

もう肉体関係の繋がりと今まで封じ込めていた思いが爆発してどんどんまともでなくなっていく。

 

 

どんどんエッチになっていく。

 

春希もこの関係は一時的、これは嘘の愛情だって必死に言い聞かせながら頑張ってたけど、

こっちもこっちでどんどんかずさへの愛情が歯止めが効かなくなってきて段々とかずさへの思いがシャレにならなくなってくる。

 

 

このセリフ、本当に北原春希という人物全てを端的に現している。

誰もを見過ごすことができなくて、みんなを幸せにしたいから最悪の嘘を付き続ける・・・

 

雪菜の誕生日の日、婚約の話を兼ねたホームパーティーに参加しようとしてたのに、

それに気づいたかずさが泣いているのを見てあろうことか雪菜を置いてかずさに会いに行ってしまう。

お前・・・お前~~~~~~!!!!!

完全に5年前と同じ構図になっていて内臓が全部口から出そうになってしまう。

ここで春希はかずさを抱きしめて愛してるまで言い切ってしまって、

完全に思いがかずさに傾いているのがわかる。

こいつマジで人の心がないのかと思わずにいられなかったけど、

こんなことを続けていてまともでいられるほうがおかしいのかもしれん。

北原春希は完全に狂ってしまった。

 

その後も肉体の関係を続けつつ爛れた毎日を送る二人。

武也と朋が春希の家の玄関口まで来ているのにエッチを続けていたときはさすがに胃がぶっ壊れそうになった。

もうここまで来ると破滅することを望んでいるようにすら見える。

かずさはピアノの練習を完全にすっぽかして春希と居続けて、

春希は仕事場に行こうとすると肉体が拒否するまでになってしまい更にかずさを求め続ける。

雪菜のメールを無視し、家の電話回線を引っこ抜き、ひたすら二人で求め合う・・・

もうね・・・ドロッドロですわ。天一のスープ並だよ。

この辺やってて辛すぎてもう早く終わってくれ・・・頼むから・・・って思ってた。

プレイしながら早く終わってくれるのを願うゲーム、なかなかないですよ・・・

 

春希は雪が見たいというかずさに対して旅行を提案する。

電車でイチャイチャしながら向かった先はかつて雪菜たち三人で泊まった温泉旅館。

お前・・・正気なのか?いや狂ってたっけ・・・

いわゆる駆け落ち的なイベントなんだけど、もう二人とも現実に向き合う気がまったくなくなってて、

もう先のことは何もわからないし不安しかないけどもう何も考えたくない!とりあえずセックス!という感じの思考になっている。

いきなりアナルセックスとかし始めるし・・・性癖まで狂わなくていいよ春希・・・

既に婚約中の身であるにも関わらずかずさに結婚しようとまで嘯く。

雪菜のことを完全に忘れ去ろうとしてしまっている。

爛れに爛れきってもうどうしようもない。

どうすんだこれ・・・こっから畳めるのかよ・・・って頭を抱えざるを得なかった。

 

終わりは唐突だった。

かずさの正体がバレかけて、さらなる逃避を続けようとしていたその日に

かずさからいきなり別れの言葉を告げられる。

お前にはもうついて行けない。この先のない未来には向かっていけないと。

かずさだけを見て生きていく決心をしていた春希はめちゃめちゃに混乱する。

というかおれも混乱した。え???もうここまで来て???ってなってしまった。

もう少しだけ、もう少しだけ、と制限をかけながら自らの欲望に勝てず、

どんどん一線を超えていったかずさが、最後の最後で春希にブレーキをかけた。

 

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自分といると春希は狂ってしまう。

自分が幸せになろうとすると他の全てが不幸になってしまう。

何より自分が”好きだった”春希が変わっていってしまうと。

お前を守れる存在は雪菜しかいないと。

 

もうね・・・もう・・・悲しすぎて・・・

どう頑張っても、自分じゃ春希を幸せにできないって気づいて、春希の幸せを最終的に優先して・・・

事実、春希は狂っているし現実も先が真っ暗な未来になってしまっていて・・・

だからこそ、ここで最大限の理性と勇気を持って春希との決別を決心したと思うと・・・

ア~~~~~~~~~~~~~~

冬馬かずさ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!

 

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だから、雪菜の存在を消してかずさと付き合ったように、今度はかずさの存在を消して雪菜と幸せになれと。

この上ないぐらい悲しい正論でひたすらに語りかけてくる。

この辺の春希、もう本当に見苦しくなるぐらい感情的で理性も失ってて、

かずさと離れたくない一心で延々とかずさに言葉をぶつけまくるけど、

その度にかずさに正論で諭されてしまう。

見ようによっては最高に無様なのかもしれないけど、今までの北原春希の中で一番人間的な感情が見て取れて、おれは感動した。

かずさが感情的に春希に愛をぶつけてくるシーンと対比になっていると考えると更にクるものがある。

 

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どうして雪菜にそんな重荷を押し付けるのかという春希の問いに対してかずさはこう応えた。

雪菜は不倶戴天の敵だからと。

高校時代初めて雪菜に会ったときかずさは「私達は生涯の大親友になるか不倶戴天の敵になるかどちらかになる」と言った。

今雪菜を不倶戴天の敵として認め、全ての関係を終わらせようと。

不倶戴天の敵と、春希の幸せを願って・・・

 

かずさはピアノコンサートの最前列に春希と雪菜を呼び出す。

並んでかずさのピアノを聞く二人。

雪菜は全てを知っていた。かずさとの関係も何もかも。

春希は自らの罪の重さに耐えられず、それでもなお春希を許そうとする雪菜の愛にも耐えられず、別れの言葉を告げてしまう。

かずさの演奏は圧倒的で、それは春希に彼女が違う世界にいるものだということを感じさせるのに十分で、

きっとかずさも春希への最後の餞として最高の演奏をして・・・

コンサートは大成功を収める。

閉幕したあと、かずさは最前列に目を向けず、雪菜は席を外し、ただ一人春希だけが顔を抑えて俯く・・・

かずさは二度と日本に帰ってはこなかった。

 

もう・・・どうにも救いがなさすぎる・・・

 

それから一年後、体のリハビリをしつつ何とかやっていた春希。

雪菜はバンドのボーカルとして元気にやっており、もう自分がいなくても大丈夫だなと一人鬱になっていた。

雪菜のライブをこっそり見終わったあと帰ろうとしたが、雪菜は気づいて追いかけてくる。

一年待った。これから全てをやりなおそうと。

小木曽雪菜・・・どれだけ強いんだお前は・・・

壊れてしまった春希を治せるのはかずさの言うとおり雪菜しかいなかった。

 

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不倶戴天の敵から春希を奪い返すため。

託された思いを無駄にしないため・・・

 

雪に降られながら、雪菜が届かない恋を歌いルートは終わる。

 

とにかく北原春希が狂っていく、どうしようもなく救いのないルートだった。

最終的に雪菜に許されはしたけどやったことが消えたわけではないし。

でも浮気と嘘と現実逃避に塗れたこの話はある意味で最もWHITE ALBUM2というゲームを体現しているように思う。

プレイしたあとどっと疲れた。

このゲームのライターは本当に人間ではないのかもしれない。

このあとかずさと雪菜のTRUEを選ばなきゃならないとか、常人にできることなのか?

おれは・・・おれはどうすればいい・・・

 

WHITE ALBUM2の話ここまで。

 

ルートを終えて完全に放心状態になっていたらデビルアクマが通話してくれた。

思っていた感情を全てぶちまけてアンダーナイトインヴァースしたら心が楽になった。

おれにとっての飯塚武也だよ・・・デビルアクマは・・・

 

汗をかなりかいていたことに気づき銭湯に行った。

すべてを忘れたくてひたすらサウナと水風呂を往復してた。

入ってる最中も小木曽雪菜の歌声が頭の中で流れ続けて気が狂いそうになった。

 

帰宅してブログ書いてただけでこの時間になった。

過去最大級に時間かかったかもしれない。

WHITE ALBUM2に人生を支配されし男・・・

 

終わり