闘病日誌

生きてえ

7/23~7/24 自転車小旅行 煉獄編

 

会社の人と自転車旅行に行ってた。

 

おれの自転車は一年前ぐらいに買って、その後会社の自転車持ってる人内でオッサンチャリ集団ができて、

休みが被ったからどっか行こうという話が浮上してきた。

 

おれ自身はたまに近所に遊びに行くぐらいで、そこまでガッチリサイクリングをしているわけではない。

(乗っても30~40kmぐらい)

そもそも買った理由が阿万音鈴羽ちゃんなので軽薄の極みだと思う。

 

結構周りのみんなはメチャ乗り回してる感じなのでついて行けるかな~という気持ちはあったが、

まあなんとかなるでしょ~と思いながら参加の意思表明をした。

 

登場人物紹介

 

同僚A

だいたい年が近い同僚。

体力がすごい。

見た目が黒すぎてよく黒人扱いされてる。

学の無いオバマのような見た目をしている。

 

上司A

オタク。

ラブライブ!のライブとかを一緒に見たりした。

ダークソウルの実況するユーチューバーに転職したいって言ってた。

最近はシャドウバースやって「ヴァンプ使ってる奴全員地獄に落ちる」しか言わないので怖い。

 

上司B

年が一番高い。

普段は温厚だが、アルコールを飲むと執拗に乳首を見せてくる。

狂人。

 

おれ

オタク。

体力が無。

 

前日から横浜に泊まって翌日出発するとのことだったので、仕事終わり後上司Bの車で横浜に向かった。

明日どんぐらい走るんですかね~って聞いてみると「多分100kmぐらいじゃない?」って返ってきて

完全にこれ失敗したな・・・という気持ちでいっぱいになってしまった。

100kmって・・・完全にライン超えてるでしょ・・・

ゴムボール野球やろうぜ!って誘われて校庭に出たら、

相手全員金属バット持ったカブレラだったときみたいな顔になってしまった。

 

しんみりした顔をしながらホテルに一泊した。

 

 

明日は朝も早いしすぐに寝るぞ!という気持ちだったが、

寝る前に少しだけお酒飲むねみたいな流れになった。

なんやかんやあって全員下半身を露出したり上司はおれに執拗に乳首を舐めさせようとしてきた。

この世の地獄。

上司Aを上司Bの生贄にして別の部屋で寝た。

 

翌日7時ごろ起きた。

朝食を食べにバイキングに行った。

おれはホテルの朝食に遭遇すると精神が楽しくなってしまう人間なので

バカのようにたくさんベーコンとかソーセージを食べた。

(ベーコンやソーセージは高くて普段買えないため 貧困なので)

 

 

周りからは「アメリカに帰れ」「小学生でももっと栄養バランス考える」「盛り付けセンスの墓場」

などのお言葉がきた。

 

上司Aは朝食食べながらシャドバして「ヴァンピィ・・・ゆるさねえ・・・」って言ってた。

サイゲームスは悲しみしか産まないのか。

 

朝食後、自転車を出して出発した。

 

と思ったらおれの自転車だけ出した時点で後輪がパンクしていた。

みんな「やるぞ!!!!」という雰囲気を出していたのに

メチャクチャにしんみりした雰囲気になってしまった。

しょうがないので自転車屋に歩いて持っていって修理してもらった。

チューブ交換までするハメになり予想外の出費で涙が出ちゃった。

 

今回のコース

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こんな感じで神奈川の端まで行って往復する感じでした。

 

0~10km地点

ちょっとまって自転車の乗り方忘れた。

体が完全についていかずさらにクソ暑かったので30分ぐらいで顔が死人になった。

周りからは「ウソでしょ・・・」みたいな目で見られて気まずかった。

あとベーコン食べすぎて気持ち悪かった。

同僚から「ベーコンバカ」って言われた。

ベーコンバカっていう言葉で罵られる経験、結構貴重だと思いませんか?

コンビニで休憩してアイスボックス食べたらめっちゃ回復した。

アイスボックスは神。

 

20~30km地点

この辺から道が平坦になってきて、アイスボックスパワーもありモリモリ走れた。

コンビニで水を買って頭からかぶるっていうのをやってたけど、

休憩毎にやってたら財布が無になりそうだったので水道の水ペットボトルに入れて浴びるようにした。

暮らしイキイキ情報です。

 

 30~40km地点

所謂島内部あたりに着いた。

このころからエグい向かい風とありえん坂のコンビネーションで物理法則の前になすすべなく、

全員の脚部が惨殺されていた。

しばらく進むと海が見えてきて、海沿いを進む感じだったのでテンション上がるわ~と思ったら

1000倍増し向かい風と飛び散る砂が顔にぶつかりまくるせいでテンションが無になった。

多分このへんが一番きつかった。家に帰りたいしか考えてなかった。

 

 

爽やかな写真ですが、全員の目は死んでいる。

 

途中全員の気持ちが萎えきったあたりで昼食を食べることにした。

 

 

 

完全に優勝した。

マグロ、うますぎる。

なんというか今まで食べてきたマグロより味がしてやわらかかったです。

おれにグルメレポートは無理。

 

ご飯食べたら全員の中で「これで終わりでよくない???」みたいな雰囲気が統一されていた。

店出たら全員分の自転車が盗まれてたら電車で帰れるのにな・・・と思ってた。

自転車好きにグーパンされても文句言えないと思う。

 

40~55km地点

橋とか渡ったりしながら目的地の城ヶ島についた。

着いた後何をするかもまったく決めていなかったため、適当に写真とっただけで終わった。

5時間かけて到着して滞在時間20分だった。

なんだったんだ・・・

 

55km~70km地点

復路突入。

行きと比べると風がほぼなくなっており、倍ぐらいのスピードが出てたと思う。

みんな士気が高く、なんとかなるな!という気持ちであふれていた。

 

70km~90km地点

なんとかならない雰囲気が出てきた。

この頃になると全員が

「生きてえ」

「無理でしょ」

「助けてほしい」

「ママーッ!!!」

などの各々の思いが篭った限界ワードを叫びだしていた。

おれは多分生きて家に帰るの無理だなって思い始めてたよ。

 

90km~110km地点

なにもおぼえてねえ。

たぶん意識がない間に妖精さんが自転車こいでくれた。

でも最後の5kmぐらいで新横浜に突入した途端にめちゃくちゃ性格悪い坂道が出てきまくってきて

心がぶちおれかけた。後半難すぎるでしょ。

新横浜はクソ

国土交通省ゆるさねえ

 

だいたい4時間ぐらいでゴールした。

 

 

 

合計115km

なんか賞金とか出てもいいとおもう(ニンテンドースイッチ待ってます)

 

全員限界だったため、早々に車に乗って近所の温泉に行くことにした。

日焼けにお湯が染みすぎて風呂に入った瞬間アーーーーーーーって言った。

 

23時ごろ帰宅できた。

生きてるって素晴らしい。

なんか旅行クソだったみたいな旅行記になっちゃったけど、

なんだかんだ達成感はあったし、ごはんおいしかったし、話ながら自転車乗るの楽しかった。

自転車は最高!!!!!

あと3年は乗らなくていいわ。

 

温泉での会話。

同僚A「いや~ほんと明日休みでよかったよ~」

上司B「ほんとほんと」

上司A「めっちゃ疲れたからね~」

おれ「は?おれ明日普通に仕事なんすけど」

上司A「ドンマイw」

上司B「がんばれw」

同僚A「生きてw」

 

この世はクソ。

 

 

終わり