闘病日誌

生きてえ

8/2

 

連休二日目。

昼に起きる。

昨日よりも更に暑くなっている気がする。

洗濯物を回したりボケーッとしたりしていた。

昼飯時、最近の休日あまりに外に出てなさすぎるな・・・と気づいたので久しぶりに外出した。

暑すぎて玄関開けて3秒で後悔したけど・・・

 

 

担々麺屋さんで担々麺食べた。

調子に乗っていたのでいつもより辛さを一段上にして食ったら、

アホみたいに辛くてメチャメチャ後悔した。

おれの人生は後悔ばかりだよ。

汗をドバドバかいた。

湿気が強い日だったので逆に爽快だった。

 

帰り際にゲームセンターに寄った。

 

www.youtube.com

 

今日から追加されていたこの曲がやりたくてやった。

この曲、かなり昔のBMSbeatmaniaのクローンゲーム)の曲で、

古の音ゲーオタク全員にぶっ刺さるほどのカリスマ性がある。

どの機種でもかなり難易度が高くて(元のBMSの譜面はバカとしか言いようがないぐらいむずい)

サンボルでもどんだけむずくなるかな~と思ってやったけど期待を裏切らない譜面だった。

BPM222の高速トリルが途中から途切れることなく一生降ってくる。

一回やっただけで腕が完全に破壊されてしまった。

KONAMIは人間の体を何だと思っているんだ。

でもこういう元機種リスペクトした難易度にしてくれるのは嬉しいな~

バシャバシャに汗をかいた。

 

夕方ごろ帰宅した。

洗濯物を干したりすべての準備を終わらせ、深呼吸をして精神を落ち着けたところでホワイトアルバム2を起動した。

 

かずさtrueルートをやった。

このゲームの核心、メインヒロインのうちの一人の真ENDということでめちゃめちゃに気合を入れてプレイした。

 

やり終わった今、正直ブログに感想を書くのが嫌になってしまった。

あまりにも書きたいことが多すぎてうまく書ける気が微塵もしない。

おれの文章力でこのルートのすごさを書ききれる自信もない。

多分めちゃめちゃ長くなるしキモくなるかもしれん。

フーーー

頑張って書きます・・・

 

codaに入り三度目、再度同じ道を辿りつつ分岐点まで進む。

かずさの馬乗り罵倒シーンで体を受け入れず、雪菜への愛を誓うでもなく、

かずさの愛を受け入れられないということを真っ当に伝えるところで分岐が始まる。

嘘の愛情を注げない、もうこれ以上かずさを傷つけられないとめちゃくちゃ真っ当に春希がかずさをフる。

ノーマルエンドでぶっ壊れた春希を見たばかりだったのでおめえ~やればできるじゃねえか!という気持ちになる(選択肢選んだのおれなんですけど)

 

かずさをフッたものの、結局仕事の取材は続くし、手を怪我したかずさの介護をしなくてはならないので密着した生活を続ける春希。

かずさもフラれたことは受け止めつつもやっぱり春希といることは満更でもない感じで春希に甘えまくる。

 

 

この辺甘えベタベタワガママ全開でほぼ犬だった。忠犬かずさ。ポメラニアンかずさ。

フッたのであれば自分を潔く見捨てて欲しいという気持ちとずっと春希といたいという気持ちの板挟みがしばらく続く。

これはかずさルート全体のテーマなんですけど、かずさは絶対に誰かに甘えなきゃ生きていけないんですよね。

多分自分でもそのことに薄々勘付いてて、周りはもっと気づいてるから春希も見捨てることができない・・・

コミュ障で社会とも関わりを持ちたがらないで自分の世界に閉じこもってるけど、どうしようもなく寂しがり。

冬馬かずさっていうキャラの最大の魅力はここなんですよね~

 

ある日、コンサート以降姿を消していたかずさの母の曜子さんと春希は面会する。

場所は病院。

曜子さんは自分が白血病であることを告白する。

かずさの春希以外の大いなる依存先にしてピアノの師匠として最大の目標である曜子ママ。

病に侵されピアノを引退するということ、もしかすると先が長くないかもしれないこと、

そして終の住処として日本に永住したいということ。

全てを春希に伝え、さらに空白の5年間かずさが春希のことを思い続けていたことを告げる。

 

 

春希が自分の逃避先として続けていたのだろうと思いこんでいたかずさのピアノは、

その実春希のことだけを思い続けられていたということ。

もう・・・もうね・・・・

グワーーーーーーーって感じです。

ここに来て究極の選択を迫られてるわけですよ。

かずさは一人では生きていけない。

かずさは日本という場所から早く逃げ出したいとも思っているのに、日本に永住する母を置いていけるのか。

最大の依存先の一人である曜子さんを失ったら一人になってしまって、なおかつ人生の目標すら失ってしまう。

そうなったらかずさの狭い世界の中では救える人物はもう春希ただ一人になってしまう。

正しい道を選択してかずさを完全に見捨てるのか、かずさを救うために全てを犠牲にするのか。

さすがに春希も苦悩してとりあえずは公演が終わるまでは、と契約を決めて曜子さんとかずさの世話を始める。

公演が終わるまでは曜子さんの病気のことは隠し通そうと決めて。

その先がどうなるかはわからないまま・・・

 

 

またこの曜子さんがメチャメチャかっこいいキャラで、とにかくかずさへの愛情がものすごくて、

それでいて本人も強くて大人で頭がいい。

名言が多すぎて曜子さんのスクリーンショットだけで10枚以上保存してしまった。

かずさが誰かを不幸にせずにはいられないということも正しく理解していて(前回ノーマルエンド参照)

全てを理解した上で春希に最愛の娘を託している。

自分たち母娘が春希の人生を壊してしまってすまないという謝罪すらしてる。

かずさtrueのもう一人の主人公はこの人だったかもしれない。

 

ある日いつもどおりかずさの介護をしている最中、武也からの電話を受ける春希。

電話口から聞こえてくるのは武也たち親友の雪菜との婚約を祝う言葉。

それを聞いたかずさは家を飛び出してしまう。

 

 

もうこの辺はかずさらしさというか、理性ではこれが正しいってわかってても女としての部分がどうしても反応してしまったというか、

というかそりゃ辛い気持ちにもなるわな・・・と思わずにはいられない。

結局かずさの根本にあるのは春希への独占欲で、雪菜との友情を、春希との交際をいくら表面上認めていても根本では認めることができないんですよね。

これは雪菜とはまた違ったかずさという女性のめんどくささの側面だと思う。

これに振り回され続けるのがかずさルートなんですけど・・・

かずさはこの通話を聞いて春希の側を逃げ出してしまう。

 

後日、曜子さんと再度面会した春希はかずさが曜子さんと会い全てを知ったことを伝えられる。

ここのかずさと曜子さんの会話のシーンがまたつらくて・・・

かずさも最愛の母親がいなくなるかもしれないということと最大の目標が消えてしまうかもしれない恐怖でワンワン泣くんだけど、

それを優しく諭す曜子さんの構図が・・・もう・・・

なんかめちゃめちゃ心にキてバリクソに泣いてしまった。

親子の絆的なので泣かせようとするのは・・・ズルだわ・・・

 

 

一夜にして自分の頼りにする存在を二人失ってしまったかずさ。

春希の元を離れ一時失踪してしまう。

春希は今までの繋がりのある女性たちとの思い出を回想しながらどうすればいいのかを考え続ける。

ここでcodaで初めてclosing chapterのサブヒロイン三人が回想で出てくる(麻理さんは春希の就職先の都合上名前だけ結構出てきたけど)

この強敵(とも)達との回想はclosing chapterの雪菜ルートでもやってたんですけど、やっぱりいいですね。少年漫画的な熱さがあって。

和泉千晶が社会人になった春希とバッタリ会ったときに耳を舐めてそのまま去ってったっていうエピがなんか好き。

いや冷静に考えたらめちゃくちゃ怖いけど。

 

 

未だにこの女に付けられた傷だけは癒えない。

 

春希は得意の話術と嘘八百でかずさの居場所を突き止めてなんとか再開する。

この場面の春希ルート内で一番イキイキしてて笑ってしまった。

嘘を付くのが生きがいの男か?

二人で会い、ついに春希は覚悟を決めてかずさに告げる。

この先の人生をお前に全て捧げると。

他の全てを捨ててかずさに付き従うと。

一人で生きていけないかずさを支えていくと。

この選択自体はノーマルエンドの春希も言ってることなんですけど、

あっちが現実から逃げまくった末に狂った春希が選んだ選択なのに対して、

こっちは全てを捨てる覚悟をした春希が選んだ選択なんですよね。

結末は同じだけど選んだ道は真逆だったと。

自分がどれだけ地獄に落ちてもいいという決心をここでしたわけですね。

それが正しいか、幸せにつながるかはどうかはわからないけど・・・

かずさはその場では回答できず去ってしまう。

この時点ではどう物語が転ぶか全然予想つかなくて、どうやって幸せになるのかもまったくわからなかった。

 

後日、雪菜の誕生日の日。

春希は例年の小木曽家ホームパーティーに参加しようとする。

かずさへの愛を誓ったにも関わらず、全てを捨てた覚悟をしたというのに。

またこいつはフラフラし続けるのか・・・?クズ春希モードになっちまうのか・・・?と思ってたところで、

 

 

冬馬かずさが決心を告げてくる。

もう雪菜のそばには行くなと。

これから二人で地獄に落ちようと。

全てを捨ててでも二人で生きていこうと。

キス代わりに春希の指を噛みながら言った。

 

f:id:ketunyo:20180803044836p:plain

 

このCGヤバスギませんか???

将来血尿美術館ができたらクッソでかい展示スペースにデカデカと『堕落』ってタイトルで掲示してえよ。

クア~~~~~~~~~~~

春希もかずさもこの結論に至るまでものすごく苦悩してものすごく勇気を振り絞ってここに来たと思うと堪えきれないものがある。

ノーマルエンドが嘘と現実逃避のルートだとしたらこっちは現実と贖罪のルートだということに気づく。

これから捨てるもの全てに向き合って一つ一つを精算していくんだなということに。

この段階ではまだ、そんなに重く考えていなかった。

 

地獄はこれからだった・・・

 

数日後、春希は雪菜と会う。決別をするために。

ここで一旦春希は体調不良を理由に雪菜から逃げようとするんですけど、思い直してしっかり会うんですけど、

ここからも春希の覚悟完了感が伝わってくる。

closing chapterで雪菜と最悪の別れをしたあの海岸で再び別れを告げる。

自分は違う道を進む、雪菜とは将来を過ごせない。

いや、覚悟完了してるの知ってるしそこに至るまで苦悩したのも知ってるけど・・・

やっぱハタから見たらただの外道だよなこれ・・・

当然雪菜も激しく拒絶する。

 

f:id:ketunyo:20180803050012j:plain

 

罪を償えるなら何でもするという春希に対して雪菜は別れること自体を拒否していて・・・

でもこんな状況になっても春希が悪いということを認めずに、自分がどう変われば春希は捨てずにいてくれるかということに終始しているのがまた・・・

このルートでこの先何度も何度も何度も聞くことになるんですけど、

雪菜の悲哀の絶叫が本当にきつい。

中の人の演技の迫真さも相まって本当に脳にこびりつく。

トラウマになるわこんなん。

雪菜は結局別れを認めず逃げ帰ってしまう。

もうこの時点で薄々勘付いてきた。

こっから先は相当キツイ展開しかないということに。

 

雪菜はこの件がきっかけでどんどん壊れていく。

あれだけ得意だった料理もできなくなってしまい、春希に会うことすらできなくなる。

その姿を親友の柳原朋に見咎められ、春希のしたことが徐々に明るみになる。

ある日遂にそのときが来る。

武也と依緒と朋に居酒屋に呼びつけられ、お前は雪菜に何をしたのだと糾弾される。

朋は大学時代からの雪菜の親友なので完全に雪菜寄りで春希のことを責めてるんだけど、

依緒と武也はやっぱり春希の味方でこの状況になっても春希に一縷の望みを賭けてくれている。

でも結局春希のことを責めてる朋が一番正しいことを言っていて、何より春希は全てを捨てる決意をしていて・・・

春希は何もかもを話す。雪菜を捨てたこと。かずさと共に歩むこと。

何年も付き合った大親友たちに・・・

もう・・・ここのシーンは何も書きたくないぐらい・・・

辛いという言葉すら生ぬるいぐらいの吐き気を催すぐらいの・・・

思い出すだけで胃が四散しそうになってきた。

朋は当然ながら、依緒も容赦なく春希を責めてくる。

どれだけ苦悩した決断だろうと、依緒たちから見た春希の行動はやはりどうしようもないぐらい異常だった。

ここの依緒からの罵倒はこのルート随一の切れ味だった。あえて内容は書かない。キツすぎるので(嘔吐)

おれも春希も完全に絶望に包まれていたところでずっと黙っていた武也が口を開く。

「お前ら帰れ 春希を言い負かすつもりならもういらない 俺はまだ春希を説得するつもりがある」

武也・・・・・・・・

武也~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

最後の最後まで武也は春希の味方だった。

ウッウッおれにはもうお前しかいねえよ・・・

 

武也はお前のしたことは到底許されることじゃない、お前を心底軽蔑していると春希に告げた上で、

 

 

それでもなお春希を親友だと認めてくれて・・・

だから今からでも遅くない、雪菜と仲直りするなら俺が全部なんとかするとまで言ってくれて・・・

マジで泣きました。

このゲームの本当のヒロインは飯塚武也です。

恋心をずっと抱き続けていた依緒に反対してまで春希の味方をしてくれたんだよ・・・こいつは・・・

春希も武也がかけがえのない世界に一人だけの大親友だってことをわかってて、

それでもなお武也に別れを告げるこのシーンは・・・

ウッウッ・・・・

武也~~~~~~!!!!!!!!!

飯塚武也ルート収録ファンディスクキボンヌなんだが~~~~~~!!!!

 

ここからも地獄が続く。

小木曽父に呼び出され雪菜の実家に行く春希。

当然会話の内容は決まってるようなもんで・・・

雪菜はやはり傍目から見ても異常とわかるぐらいに壊れてきてしまい、それを心配した小木曽両親からの呼び出しだった。

ここでも春希は全てを包み隠さず話す。全てを壊すために。

小木曽家の人たちは本当に悪意というものがまったくなくて、あったかさの塊みたいな存在で、

春希を受け入れてこれからも当然未来を共にすると思ってて・・・

あれだけ優しさを注いでくれた小木曽母を泣かせ、真面目だった小木曽父に軽蔑された瞬間は本当に耐えられないぐらいきつかった。

極めつけに、

 

f:id:ketunyo:20180803053600p:plain

 

弟の孝宏にボコボコに殴られた。

この辺プレイした記憶があまり残っていない。

脳が防衛本能を働かせて記憶から消してるのかもしれない。

アーとかウーとかひたすらうめいていた気がする。

まともな人間がまともな精神状態でプレイできるゲームではない。

今までのルートは、たとえ別れるとしてもそれは雪菜だけが対象で、

その雪菜が春希のことをどうやっても許しちゃうもんだからあんまり心が痛まなかった(痛かったけど)のかもしれない。

それが、春希が5年前からずっとずっと育んでいた友情とか交友を丁寧に丁寧に壊してくもんで、その上相手は”一般の目線”で春希のした異常な行動をしっかり糾弾してきて・・・

改めて春希が選んだ選択肢が地獄だということをしっかりと知らされる。

もうぶっちゃけこの辺でこのゲームアンインストールしたろか・・・って思ってました・・・

 

雪菜も雪菜でどんどん壊れていく。

 

 

雪菜が傷つけられ、周りが春希を糾弾している中本人はこう叫ぶ。

小木曽雪菜は北原春希をまだ諦めていなかった。

あまつさえ、春希を否定し傷つけるなと叫び続ける。

結果的にそれが雪菜の周りの人達を傷つけるとしても。

 

f:id:ketunyo:20180803054433j:plain

 

f:id:ketunyo:20180803054503p:plain

 

あれほど大切にしていた友人や家族すらも拒絶して。

小木曽雪菜の世界も壊れていく。

春希が小木曽家の対談から帰ったあと、必死で追い縋り春希に許しの言葉を乞う。

二人は望まない、三人でもいい。三人で仲良くやっていこう。

 

f:id:ketunyo:20180803055453j:plain

 

5年前のあのときと同じように。

それでも春希は雪菜を拒絶した。

終わりを認めなくなかったのに明確に終わりを告げられてしまった。

今までのルートの中でも最大級の悲しみの絶叫を聞かされた。

もうだめですおれはもう内臓一つも残ってません全部口から出ました。

 

かずさを連れ海外へ飛ぶ決意をしていた春希は現在勤めている会社もやめていた。

当然職場内からは冷たい雰囲気で迎えられ・・・

と春希は思い込んでいたが、最後の日に送別会と称して今までの開桜社の同僚の人たちが春希の門出を祝福してくれる。

ここは正直かなり救いだった。

全てを捨てたと思い込んでいたけど、まだ人の温かみに触れる余地があったんだなってものすごく安心した。

ここがなかったら自殺していたかもしれん。

アメとムチが本当にうまい。

 

その裏で、かずさはある行動をしていた。

 

 

不倶戴天の敵と戦うために。

世界を壊し続けて傷つきすぎた春希をかばうために、自分自身にけじめをつけるために雪菜と対面していた。

かずさは雪菜に春希を奪ったこと、春希を愛していることを余さず伝え、謝罪の言葉を述べる。

でも、小木曽雪菜はもうどうしようもないぐらい壊れてしまってた。

 

 

かずさとの祝福を喜んでいたと思ったら急激にかずさのことを敵視したり、

かずさの話を内容を聞いていなかったり、

自分がした話をすぐに忘れてしまったり、同じ内容の話を何度も繰り返したり・・・

ここの小木曽雪菜、本当に怖くて、表情もこの立ち絵のままほとんど変わらなくて、

ホラー映画もケツまくって逃げ出すぐらいの迫力があった。

ずっっっと北原春希と狂気の淵に立っていた強すぎる女がついに完全に壊れてしまった。

かずさはその雪菜の姿を見て重い自責の念に囚われてしまう。

かずさは、私が春希を奪ったことで雪菜が壊れたなら私はピアノを捨てると言って自分の右手を破壊しようとする。

もうダメだ・・・オワった・・・このゲームに幸せはねえ・・・

でも、最後の最後で雪菜はそれを止めた。

かずさの話を何一つ聞いていなかったとしても、かずさのことをもうどうでもいいと思っていたとしても。

結局かずさをことを捨てることはできなかった。

小木曽雪菜・・・

小木曽雪菜・・・・・・・・

どこまでも悲しすぎて優しすぎるヒロインだよお前は・・・

 

ついにかずさのコンサート本番の日。

最前列で曜子さんとかずさの勇姿を見届けようとする春希。

開演直前、電話が鳴った。

柳原朋から、「雪菜が行方不明になった」と。

当然のように春希は、雪菜を探しにコンサート会場を後にしてしまう。

オイオイオイオイオイオイオイオイオイ

マジで??????????

ここまで来て?????????

お前いくらなんでもそりゃサイコすぎるんじゃねえのかえっこれマジでかずさtrueだよなって思わず選択肢を確認してしまった。

前回の失敗から何も学んでないじゃん!!!!!って焦ったし実際に劇中でも曜子さんが同様に焦っていた。

曜子さんからすればかずさの生演奏を見れる最後の機会かもしれなくて、場合によっては春希殺されるんじゃねえだろうなとも思った。

 

雪菜は海岸にいた。

別れを告げられた海岸に。

雪菜も何もかもを捨てて、行方をくらまそうと考えていた。

でも結局できなかった。

家族や友人たちの繋がりを捨てられなかった。

最終的には心配しているであろう家族たちのことを想像して電話をかけてしまった。

全てを捨てて春希に付き従うかずさのようにはなれない、だから春希とは一緒になれないと。

 

 

結局雪菜とかずさはどうしようもなく住む世界が違くて、

三人で過ごそうとするならそれはどうしようもなく破綻するものになってしまって、

だからこそ春希がかずさを選んだなら雪菜は自分の世界をも犠牲にしなくちゃならない。

でもそれができなかった。雪菜は普通の女の子だったから。

しっかりとそれを伝えて、今度こそ本当に春希と雪菜は決別する。

お互いの世界で、それぞれ幸せに生きていこうと誓って。

かずさと別れたあの日、雪菜は交通事故に遭っていた。

でも、かずさと春希を心配させたくなくて、コンサートの邪魔をしたくなくて、

二人の精神を乱したくなくてそれすらを隠し通してしまった。

最後の最後まで、あまりに強すぎる女だった。

春希がいないかずさのコンサートも、最後には大成功を収める。

かずさもかずさで、春希がこれから先の人生に付いてきてくれるという信頼があるからこそ春希が会場にいなくても立派に弾ききることができた。

かずさも成長していた・・・成長してたんだよ・・・

全てを終わらせて、飛行機に乗り込み日本に別れを告げる二人。

春希は心に忘れられない雪菜の姿を刻み込んだまま。

5年前に春希のことを心に刻んだまま海外に出たかずさのように・・・

 

2年後、春希たちは慣れぬ外国で冬馬曜子オフィスの一員として頑張っていた。

春希バリバリにドイツ語話せてるしこいつどんだけ多才なんだよ。

かずさもピアノを弾き続け、春希はそれをサポートするという二人の理想の生活をしていた。

でも二人の間には日本という目を背け続けたい癒えぬ傷がしっかりと残っていた。

ある日、日本の曜子さんからメールで一通のビデオレターが届く。

「覚悟をして見なさい」という文面と共に。

春希がそのファイルを開くと、

 

f:id:ketunyo:20180803063644j:plain

 

ギターを抱えた小木曽雪菜の姿が。

春希が雪菜に捧げたシンボルの一つであるギターを抱えて。

~~~~~~~~~~ッッッッッッ!!!!!!!!!!!

もうここで溜めていたもの全部が吐き出されてメチャメチャに泣いてしまった。

このCG・・・このCGあまりにもズルすぎるよ・・・

日本を後にするとき、春希は部屋にギターを忘れていったと呟いていたんだけど、

もしこのギターがそれだとしたら・・・

ウワーーーーーーーーーーーーー

 

雪菜はかつての旧友たちに励まされながら、春希に弾き語りを送っていた。

I still love youと含まれた歌詞の歌を・・・

最後に雪菜がドイツ語で、

「私はまだ、歌を歌っています」

と告げて、このルートは終わる。

 

 

大前提として、かずさルートは負のルートなんですよね。

雪菜と結婚を誓いあったあとにしか絶対に分岐しないから、どうがんばっても常識から外れないとかずさと幸せにはなれない。

かずさtrueは全編通してかずさとのエッチシーンがなく(マジか?)

かずさとのエッチシーンは通称”浮気ルート”と呼ばれてるノーマルエンドでしか見ることができない。

こういうところからもその関係性の異常さがわかる。

ノーマルエンドでは現実から目を背けた結果かずさと結ばれなかったわけだから、必然的にこれがかずさと結ばれる唯一の正しい道なんだろう。

でもこれはあまりに辛すぎる。

全てを壊して捨てて二人で一生修羅の道を歩き続ける苦行の道だ。

正しいことが必ずしも幸せに結びつくとは限らないということなのか・・・

当人たちが幸せならそれでもいいのかもしれないけどね・・・

最後のビデオレターにもいろいろ思うところがあって、

これは雪菜なりの宣戦布告なのか?ウィーンに向かって今度は私が春希を取り戻すということなのか?とか、

CCからcodaと同じ2年後というタイミングでこれを送ってきたこととか、曜子さんがウィーンに飛ぼうとしている点からもいろいろ考えることがある。

でも、今はそうは考えたくない。

これは雪菜が、全てを捨ててまだ癒えぬ傷を持ち続けている二人に対して送った激励なんだと。

私だけはあなたたちを未だに愛してる。三人でいたころのように。

だから安心してって、そういう意味で送ってきたんだと・・・

今だけは・・・そういう風に思い込んでおきたい・・・

 

これだけ文字を書き連ねても自分の中にある感情を全部吐ききれた気がしない。

書きたいことをうまく書けないのがほんとうにくやしい。

それほどにグチャグチャに感情を掻き乱されるルートだった。

残るルートはあとひとつ。雪菜trueのみ・・・

小木曽雪菜絶対幸せにしてやるからな。

 

ルートが終わったあといつもどおりデビルアクマに話聞いてもらった。

このゲーム、他人に勧めづらいけど他人とめちゃくちゃに感情を共有したくなってしまう。

闘病日誌はホワイトアルバム2フレンドを募集しています。

 

本当に長々と書いた。

間違いなく過去最長の記事だと思う。

執筆時間も4時間ぐらいかかった気がする。

自分がゲームでこんなに感情が動く人間だとは思っていなかった。

ありがとうホワイトアルバム2

 

終わり