闘病日誌

生きてえ

8/16

 

遅めの朝に起きる。

今日は曇っていてかなり朝から涼しい。

今にも雨が降りそうな空模様だった。

妹と母さんで出かける予定だったけど妹が爆睡していたのでとりあえず朝飯を食った。

 

 

昨日のケーキの残り食べた。

朝からケーキを食ったので体中が女の子になってしまった。

マリー・アントワネットもニッコリ。

付け合せでついてきた牛タン笹かまとの相性が最悪だった。

マリー・アントワネット憤死。

 

とりあえず妹が起きるまで暇を潰さなくてはいけなかったので、

 

 

WHITE ALBUM2特典ディスクエクストラエピソード『不倶戴天の君へ』をプレイした。

感想は後述。

 

昼過ぎにようやく妹が起きてきたので一旦中断して外出した。

既に雲も晴れて大分暑い感じになってきていた。

三人でダラダラお昼を食いに那須に繰り出した。

なんか山を登ってる段階でドデカイ雲が那須方面に広がっていてイヤな予感がした。

目的地に着いた瞬間アホみたいに雨が降り出した。

中華料理食った翌日のおれの家のトイレみたいな雨(最悪)

クソバカがよ~~~!!!って言いながらお店にダッシュした。

ハアハア言いながらビショビショになって入店した。

入店して30秒で雨が止んだ。

 

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いつものカフェーに来た。

夏休み補正なのか昼過ぎにも関わらずかなり混んでいた。

オシャレな雰囲気と客に呑まれないように心を無にしてケーキを食した。

朝もケーキ昼もケーキだったので体が女の子を通り越してお嬢様になってしまった。

陰毛が縦ロールになってたと思う。

退店するころには雨も明けてめちゃくちゃに涼しくなってた。

田舎の天気の気分がわからない。

 

母さんと妹が買い物をしたがっていたので那須アウトレットに行った。

まあおれはオタクなので・・・アウトレットに行ってもすることがないので・・・

 

 

二人が買い物してる間ベンチに座って尻の穴の話をしていました・・・

周りの人たちに石を投げられず本当によかった。

知っていますか?オタクはアウトレットに来ると寂しくて死にます。

帰り際さすがににこのまま帰るのは虚無すぎるな・・・と思ってTシャツを一枚買った。

布に金を払いたくない。ラーメンだけに金を払いたい。

 

一旦家に戻ってから夕飯を食べに行った。

妹のリクエストでタイ料理になった。

こんな僻地にタイ料理屋なんてあるのか・・・?って思ってたけどあった。

まあ本当に山の中で僻地だったんですけど。

 

 

お店自体もレストランというよりはかなり普通の民家っぽさがあった。

本当にタイ料理出てくるのか?納豆と白米と味噌汁が出てくるんじゃねえか?って思いながら料理を待つ。

 

 

カレーを食べた。

正直かなりうまい。

今まで食べてきたタイ料理系の中でも上位に位置するうまさだった。

ミルク感があってまろやかだけどしっかり辛くて、野菜がゴロゴロしてておいしい。

期待値がそこまででもなかった分かなり満足感があった。

妹が注文してたトムヤムクンがまためちゃめちゃうまかった。

ちゃんと酸っぱくてうまみがあって東京で食べたやつよりよほどうまい。

食い終わったあと話を聞いたら日本の人が好きな味付けにしてるんですよ~ってお店のおじちゃんとおばちゃんが言ってた。

納得のうまさ。

また来たい。

 

帰宅。

不倶戴天の君への続きやった。

以下オタ文。

 

今回はストーリークリア前提のミニストーリーということもあり感想も短めで。

あんまり情緒も伝えられないと思うので・・・

ストーリー的にはかずさノーマルのアフターストーリー。

春希が雪菜を捨ててかずさに捨てられ、一年後にまた雪菜に再度拾われるまでの幕間の補完という感じ。

春希は完膚なきまでに精神がぶっ壊れて会社に行けず人間にも触れ合えない完全な鬱病モードになっていた。

春希に別れの言葉を告げられた後も献身的に介護を続ける雪菜。

雪菜に介護される罪悪感を感じつつも雪菜を求めずにはいられない春希は自虐的な発言を繰り返してどんどんボロボロになっていく。

雪菜も雪菜で春希に会うと春希を傷付けるとわかってはいつつも春希を救いたい一心で春希に会い続ける。

この辺はね~雪菜の強欲さというか、誰もがみんな幸せになれないと満足できないっていう幸せの価値観の結果というか、

確かに春希の精神状態自体は、雪菜に会わないほうがいい方向には向かうのかもしれない。

でも雪菜が望んでいるのはあくまで春希が元通りになって自分とまた幸せな道を歩んでくれることで・・・

だから言ってしまえば雪菜のエゴに近い部分もあるというか、文字通り強欲なんだろうなと思う。

こう、お互い優しすぎてお節介なところが春希と雪菜というカップルのすべてを構成しててだからこそこんなに拗れたんだよな・・・

あと雪菜以外に武也にカウンセリングしてもらうシーンもあったんですけど、

 

 

相変わらずイケメンすぎる。

武也と結婚するのが一番幸せになれるでしょ。

 

一方かずさ。

日本での公演を終えてウィーンに戻ってきたかずさ。

隣には曜子さんの姿があった。

かずさtrueではかずさが曜子さんの病状を知っていたからこそあの展開になったけど、

このルート上ではこの段階で初めて曜子さんが病魔に侵されていることを知る。

かずさは今までできなかったことをなんでもするから元気を出せと伝えるが、

曜子さんは既にはっきりと弱りきってしまっていてあの強かった冬馬曜子から既に死後を憂う老人のようになってしまっていて・・・

自分の骨髄移植を提案するかずさだが、曜子さんは完全にそれを拒絶。

ピアニストとしての道に傷をつけるような真似は許さないと、私の後を継ぐために余計な回り道はするなと。

曜子さんは日本で人生の最後の時を過ごすという選択肢を捨ててまでかずさに付いてきたわけで、

だからこそかずさを絶対に自分の後継にしなくてはならないという焦りが伝わってきて悲しかった。

弱る曜子さんにどうすればいいと縋るかずさ。

曜子さんはポツリと『cloture』という曲を演奏してほしいとかずさに懇願する。

曜子さんがヨーロッパで初めて弾いた曲、生涯で最も弾いた曲。

この曲はしかし、ピアノのソロ曲ではなくオーケストラでの曲だった。

つまりかずさ一人では絶対に演奏できない曲。

誰かの協力なくしては決して演奏できない曲。

それをかずさに、欧州全体を湧き上がらせるようなクオリティで演奏しろと言う。

余談ですが、『cloture』という曲はクラシックでは存在しなかったので原語の意味を調べたところ、

 

cloture

音節clo・ture 発音記号・読み方/klóʊtʃɚklˈəʊtʃə/
名詞可算名詞

 

 
意味深ですよね~~~

友人たちに囲まれながら幸せな日々を送りながらも、春希の病状が一向に改善せず徐々に病む雪菜。
オーケストラの交渉を続けるも誰からの助けも得られず切羽詰まるかずさ。
雪菜は段々と春希の介護に義務感のようなものを感じてしまい、好意だけで動いていたと思っていた自身の感情との落差にショックを受けてしまう。
やっぱり雪菜は完全無欠の聖母ではなく普通の弱い部分がある人間なんですよね・・・
春希の病気を介護しているうちに自身もまたそれに呑まれそうになってしまう。
周りの友人や家族たちも病んでいく雪菜を案じて春希との交際を断つように勧める。
春希もそれに勘付いており、自身のためにも雪菜のためにももう来なくてもいいとの言葉を突きつける。
そんな気遣いを必死に跳ね除けて否定する雪菜。
 

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もうこの辺は・・・

かずさtrueの壊れていく雪菜とまんま被ってる感じでめちゃめちゃつらい・・・

このお話、基本的に雪菜の一人称視点で話が進んでいるので、心情描写もあってなおきつい。

最終的には春希の元に向かおうとするだけで体が拒否反応を起こしてしまうぐらいに追い詰められてしまう。

あれだけ春希に無償の愛を注いでいた裏ではこんなに苦悩していたんだな・・・ってしんみりした。

 

かずさは何とかオーケストラとの交渉を成功させるも、指揮者は過去曜子さんの愛人でありイヤミな男だった。

毎日の練習で罵声を浴び続けて精神的にも肉体的にも参ってしまうかずさ。

誰かに相談したくとも曜子さんにも会えず、毎日自らの想像の中の曜子さんだけを頼りにする日々。

この辺、周りに仲間だらけだけど理解を得られず傷つく雪菜と理解してほしいけど周りに誰もいないかずさの対比になっていていい。

ボロボロになるお互い。

最後に頼ったのは、雪菜はかずさ、かずさは雪菜だった。

 

国際電話を通じて訥々と話し合うふたり。

お互い6年間もの間に出来た高い壁を取り払えずとりとめのない会話を続ける。

なかなかお互いの心の悩みを吐き出せずに悶々としたまま会話が終わりそうになったとき、

先に悲痛な声を上げたのは雪菜だった。

もう春希を救うことができないかもしれない、助けてほしいと。

かずさはこれを聞き激高。私が託した思いを無駄にするのか、たった一人の男すら幸せにできないのかと。

ここで二人は猛喧嘩。6年間で溜まった感情を本音でぶつけ合う。

ここだけ見ると雪菜trueの喧嘩シーンみたいな感じなんだけど、

実際あの喧嘩が雪菜がかずさに歩み寄った結果起こった結果なのに対して、

今回のこの結果はお互いを敵と認めあった上での喧嘩であって、それでも最後に頼ってしまうぐらいの友人としても認めていて、

だから雪菜trueが『生涯の大親友』としての喧嘩だとしたら今回のは『不倶戴天の敵』としての喧嘩で・・・

だからこそタイトルの『不倶戴天の君へ』なんでしょうね~

ハ~~~~~~~~~~~~~~~

うまく言えないけどエモエモエモエモエモエモエモってことですよ。

雪菜はかずさへ激励を送り、かずさは自分と絶交したことを後悔させてやると息巻きながらも雪菜の幸せを願い、通話は途切れる。

ここ、都合4~5時間ぐらい国際電話してたらしいんですけど通話料大体13~14万ぐらいになるみたいですね・・・

冬馬曜子オフィスの財力恐るべし・・・

 

二人は何か吹っ切れた様子でお互いの道を進み始める。

雪菜は再び春希と向き合う覚悟を決め、どれだけ時間が掛かっても、一生をかけても春希を治すと決意する。

春希もその想いに応え、再び雪菜への愛を誓う。

ここで雪菜がなぜかずさとは全てを捨てて添い遂げる覚悟をしたのに私にはここまで気を使うのかって質問を春希にするんですけど、

春希はそれに対して二人は同じじゃなくて違うからだよとだけ答えてて、

それな~~~~~って感じだった。

雪菜とかずさ、二人とも対極的で二人とも全く違う魅力があるんですよね。

だから二人を対比する行動は意味がなさすぎるんだよな~~~~

おれは雪菜派とかずさ派なんて無意味な争いがこの世からなくなることを祈ってるよ。

 

かずさも指揮者から罵倒を受けつつも腐らずに頑張りコンサート本番。

指揮者は本番直前になると態度を一変させてかずさに静かに語りかける。

曜子さんが子供だった君を抱えて世界を回っていたときのことを、

世界中には君のことを我が子のように思っている音楽家がたくさんいると。

そして、今回のコンサートはかずさのウィーンのピアノの師匠が一枚噛んで実現させたものなのだと。

一人きりで戦っていたと思っていたかずさは、その実様々な人々に支えられていた。

コンサートは大成功。

日本で中継を見守る雪菜と春希。

公演後のインタビューの最後、一言を求められたかずさは、

 

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カメラに向かってざまぁみろ!の一言を。

遠い海の向こう、ただ一人の不倶戴天の君へ向けてメッセージを残す。

これほどの才能を持つ友人を捨てたことを悔しがれという傲慢不遜なメッセージとも、もう自分は大丈夫だという激励のメッセージとも取れる言葉を・・・

かずさ・・・・かずさ~~~~~~~~!!!!!!!!!

ハアハアハア

冬馬かずさのふと見せる子供っぽさ、めちゃくちゃいいですよね・・・

公演後、曜子さんはかずさのピアノに当てられ自らの娘に超えられてなるものかと今までの病状が嘘のような元気さで息巻きピアノに復帰。

日本からかずさのマネージャーも招き、かずさの狭かった世界がゆっくりと広がっていく。

雪菜も友人や家族と仲直りし、春希も開桜社の仲間たちに迎えられ段々と社会に復帰していく。

最後は手を繋いだ春希と雪菜が、『冬馬かずさ凱旋』と書かれたポスターを眺めるCGで終わり。

 

かずさノーマルは少なくともハッピーエンドではなくて、みんながみんな幸せになったとは言い難いエンドだった。

雪菜trueの完全無欠のハッピーエンドを見せられたあとだとなおのことこれを見るのがきつい。

だけど、いくらひどいことがあっても、いくら先が無いように見えても、ただ時間の流れだけが全てを解決してくれることもあるというテーマがこのストーリーの大まかなテーマだったように思う。

特にこのストーリーがWHITE ALBUM2のテーマだった季節の冬じゃなくて夏から秋の話だったっていうことも、

終わらない季節もないし迎えられない季節もない、時間はただ巡るっていうことを暗に言ってるように感じた。

結局この物語はかずさと雪菜自身がしっかりと決着を付けなければ先に進まなくて、

今回も二人の大喧嘩がきっかけでお互いがしっかりと自分の道を歩むことができた。

描き方は違うけど、かずさも雪菜も成長して未来へ向かっているっていう点では雪菜trueに近いのかなと感じた。

三人での幸せを追求した結果が雪菜trueならみんながそれぞれの道をゆっくりと歩み続けることを決心した幸せが今回のルートなのかな~

これはこれで一つの終わり方としてはすっきりしたものな気がする。

ただかずさノーマルの後日談というよりはこれは完全にアナザー雪菜エンドな気が・・・まあかずさとくっつくのがそれほど難しいってことなんですけど。

長さ自体はそれほどでもなかったけどうまくルートの補完というか、新しいエンドの可能性が見られて非常に満足度が高かった。

あとエピローグで示唆されてたアメリカ帰りの麻理さんが見たすぎる。

エクストラエピソード北原春希開桜社地獄編待ってます。

 

アー短く書くとか言ってたのに結局長くなった。

実家でエロゲーやることが定例化してる悪い息子ですおれは。

 

終わり