闘病日誌

生きてえ

10/16~10/17

 

夜勤。

前日、ずっと小説を読んでいたら寝るのが遅くなってしまった。

 

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

なんか面白いSF小説くれ~つったらフォロウワーの方から教えていただいたやつ。

仮想現実の中でAIたちがなんやかんやする話。

世界観の描写がものすごく丁寧で、<夏の区界>っていう田舎町のリゾートを再現した仮想現実世界の魅力が文章によってまるで映像を見ているかのように克明に表現されている。

開幕数ページで夏の朝を描写してるんだけどもうそこを読んだだけで「あっ…この小説…メチャメチャ好き…」となってしまう。

本編の内容は牧歌的なリゾート描写から始まったと思ったら王道なファンタジーが始まって、パニックホラーになったと思ったら鬱エロゲーが始まって最後は重厚なSF感を感じたりとにかくいろいろな要素がある。

読んでてまったく飽きなくて、次の展開が楽しみになりつつもひとつひとつの丁寧な描写が映画を見てるような気分にさせてくれる。

後半にこの世界が何故成り立っているか、何故存在してるのかが明らかにされるんだけどそこがまた衝撃的で凄惨。前半のこれでもかという綺麗なリゾート描写がうまい具合にミスリードになっていて感心した。

キャラクターであるAIたちも皆個性豊かでキャラ立ちしていて愛着が湧いてくる。

いろいろと謎を残しつつ終わるんだけどどうやら続編もあるらしい。絶対に読みたい。

久しぶりに小説読んでて楽しい~!って気持ちになれた。

おすすめです。

 

本の話終わり。

よい小説を読み終わったあと特有の達成感と喪失感を胸に抱えながら出勤。

 

仕事。

そんなに忙しくない日のはずなのに妙に忙しさを感じた日だった。

なんというか…忙しさの波が前半に局地集中しているような感じがした。

出勤して仕事すすめるぞ~って状態から一歩も進まないまま日付が変わってしまった。

上司がメチャメチャイライラしてたんで「生理っすか?w」って聞いたら「死ね(直球)」って言われた。まあそうなるな。

日付変わったあたりでようやくまともに進められたのでさっさと仕事を片付けた。

新しい担当仕事を回されて大体三回目ぐらいだけど、まあもうなんかできるっしょ!ガンバッテ!って言われて放置されたのでノリだけで仕事をした。いつかおれを野に放ったことを後悔する日が来るだろう…

いろいろやってたらいつの間にか朝になっていた。

必要な書類が見つからなくて処理することができなかった仕事を日勤に引き継いでるときごめ~ん書類がなくてさ~って言ったらえ、ここに普通にあるんですけど…って普通にあることを指摘された。何食わぬ顔で今出来上がったんじゃないかな?とにかくヨロピコ!!!!っつってダッシュで退社した。ホンマモンのカス。

 

帰宅して就寝。

夕方に起きる。

会社の飲み会があったので参加した。

普段はクソほど嫌いなイベントなんだけど、今回はず~っと仲良かった同僚が僻地へ異動になった送別会だったのでさすがに参加した。(この回の同僚A よく一緒にご飯を食べたり温泉に行ったりしていた)

相当長い間お世話になってたのでなんか少し悲しくなってしまった。

また二人で風呂行こうね…っていう傍から聞かれたらいろいろな誤解をされそうな別れの挨拶をして別れた。

 

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さらば友よ。また会う日まで。

 

帰宅。

エイジスリフレクターで人間を破壊したり雑談してたりしたら寝落ちして朝になった。

おれもいつかは僻地に飛ばされてインターネットすらできなくなる日が来てしまうのだろうか。

 

終わり