闘病日誌

生きてえ

8/29

 

朝起きる。

前日会社から死刑宣告を受けていたので死ぬほど目覚めが悪かった。

(ご丁寧にお前明日出社したらめっちゃ怒られるからがんばれの旨の通告が来ていた)

会社が爆破されてないか500回ぐらいヤフーニュースを確認したけど平穏そのものだった(阿部寛がドラマでゲイ役をやってたってニュースが流れてました)

ため息を付きながら会社に向かった。

これが・・・死刑台へ向かう死刑囚の気持ちなんですね・・・

 

出社した。

 

 

ハイライトです。

罵声を浴びすぎて自分が人間であることを認識できなくなった。

おれは・・・おれは何だ?おれはサラダチキン。

まあ自分のミスなのでなんとも言えないですけど・・・これほど怒られたのは一年に数回あるかないかだな・・・

こんだけ怒られるのを年に数回やる時点でおれの仕事の下手さが伝わるということでもありますね。

鬱病になった。

一日中頭を下げたり報告書を書いたりすることに奔走していた。

今日一日発してた言葉、「スイマセン」「モウシワケナイ」「モウセイシマス」しかなかった気がするな。

たった1日で自分の人間としての尊厳をすべて失ってしまった。

 

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人間になりてえ~

鬱病のまま帰宅した。

 

生きる気力を失って体重が1gになってしまったのでここは一発豪勢な食事をして人間性を取り戻そう!と体内閣議で決定した。

お金をたくさん下ろしてオシャレイタリアンヌの店に入った。

 

 

血中オシャレ濃度の高まり~

トマトの味が優しくてスルスル食べられる。

このイタリアンの店、シェフが一人でやってるような狭い店なんだけどそれが一人でも入りやすくてたまに来てしまう。

料理がどれも素朴でおいしい。

 

 

キノコのリゾット(味噌汁かけたご飯ではない)

これ正直ツイッターに写真上げるの躊躇するぐらい見た目がサイアクなんだけど、(ゲ○)

一口食べると香りと味が爆発して幸福指数が一気にカンストする。

なんか・・・いろいろな味がして最終的に一つの味になって味が・・・味がすごくて・・・

うまい。

リゾットを食べるならここと決めてるぐらいここのリゾットはおいしい。

 

 

 

肉とデザートも食って完璧になる。

この頃になると完全に人間性を取り戻していて会社で「ア・・・ア・・・スミマセ・・・」しか喋れなかったのが「やっぱり人間は文化的で高尚な食事を摂取することによりクオリティ・オブ・ライフを向上させることができるんだよな早く帰宅してポルノ画像でマスターベーションして睡眠してえ」ぐらいに語彙が回復していた。

おいしいごはんは偉大。

財布は薄くなったが完全に満足して帰宅した。

 

家についた。

格闘ゲームをやりまくった。

心の鬱憤を晴らすために。

アンダーナイトインヴァースとかギルティギアをしてた。

最近ストリートファイターばっかやってたのでゲームスピードにだいぶついていけてない。

UNIは結構勝てたんだけどギルティギアはボロクソになってしまった。

一度戻りかけた人間性を危うくまた捨てかけるところだった。

格闘ゲームは危険。

最終的に知能を捨てて起き攻めだけを一生狙い続けることで快適にプレイすることができた。

相手の人間性を吸収して自らが快感を得る、格闘ゲームの本質ですね。

 

あれだけ鬱病だった心もうまいメシ食ってゲームしただけで完全に治った。

 

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自分の精神が単純で本当によかった~

 

終わり