闘病日誌

生きてえ

2/29 魚河岸山はら~再誕編~

 

休日。

セキローを朝までやってたらアドレナリンが出まくったからなのか全然眠くなんなかったのでそのまま起きていた。

部屋の掃除したりして時間を潰した。

昼頃グブンタジーのガチャ更新見たら前日話題に上げたドスケベ衣装ロリババハーヴィンが新キャラで追加されてた。

気づいたら石全部消えてた。

 

 

なんとか引けた。致命傷で済んだ。

性能的にはかなり難しい感じがする。グラブルIQ高い人が使い方考えてくれるのを待ってます。

本当に久々のSSRメスハーヴィン追加だったので引けて嬉しい。はかいそう倒したときと同じぐらいの音量で叫びました。

相変わらず目は怖いけど…

 

夕方ごろ外に出てジムに行って汗を流して銭湯に行って身を清めた。

なぜならこの後、聖域に赴くから…

 

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やって参りました。築地は魚河岸山はら。

前回の訪問から約半年、予約取れなかったりなんだかんだ先延ばしになったりしてようやく開催にこぎつけることが出来た。

今回の参加者も前回と同じくスカイプ勢のみなさん。大阪から2万の魚を食いに3万の交通費を払って参加しているクレイジー野郎も健在だ。

 

 

この席に身を置くためだけに今日まで生きてきた。

先付けで出てきたエビを食った瞬間一人がうますぎワロタつって爆笑し始めた。

みなさん知ってますか?人間はうますぎるエビを食うと爆笑する。

 

 

"本物"の刺身が出てくる。

おれが前の日に"嘘"の寿司を食べていたのはこの日の本物経験クオリティ向上させる伏線だったんですよ。お気づきになりましたか?

相変わらずどの刺身も味がぶっ壊れてて最高。普段食ってる刺身の味が1なら10兆ぐらいの味がする。

 

 

こんな見た目のブリ、人生で初めて見た。どう見ても豚肉とかそういう類の存在だ。

味も異次元。噛んで染み出してくる脂と味が普通の刺身と一線を画す。刺身一枚に家系ラーメン一杯分ぐらいの脂が内蔵されている。

今日は肉の日だけど実質肉以上のものを食ってる実感がある。

今回もほとんどの刺身を塩とわさびで頂いたんですが信じられないぐらい魚の味が引き立つ。というか塩そのものがうまいのでこれを舐めながらみんな酒を飲んでた。見た目は西成の労働者みたいでヤバでしたが実際うまいのでしょうがないね。

 

 

 

1stボスの刺し盛りを倒すといよいよ今回のメインクエストが始まる。戦いは危険な領域へ…

もともとバーザムさん(故)の記事で見たのはこのあんこう鍋だったので、冬季になりようやく夢が叶ったとも言える。

まずタイがまるごと入ってる出汁の見た目に威圧される。まさかタイ君も自らが出汁のためだけにその鍋にぶち込まれているとは思わないだろう…

あんこうの盛りもありえんぐらいどでかくてはしゃいでしまう。

鍋が出てきた時点で笑えるぐらいいい香りが部屋に充満してみんなで実際笑ってた。出汁の香りで笑い続ける成人男性7人組、異様な光景だよ。

最初の一杯として出汁を飲ませてもらったんだけどもうこれだけで一品料理として完成してるぐらいうまい。

鮮烈な魚の香りと味が顔中に吹き抜けて余韻を残す感覚…

こんなものを食べたらもうほんだしの味噌汁は飲めねえな…って呟いてた。私…もう戻れないの…

店員さんから「具材を入れるごとにダシの味も変わっていきますのでそれを楽しんでください」って言われたけどいうておれアホ舌だしな~微妙な変化とかわからずって心配してたが、最初に投入されたアジのつみれが入った段階でめちゃくちゃに味が変わって驚いた。

ここはみんな感じたらしく「こんなかわるの!?」「すげ~~」「Experience…」などと各々驚嘆していた。

 

 

具材を放り込みしばし待つ。

出来上がりまで店長さんが色々お話を聞かせてくれたりで飽きさせない。

 

 

セリとネギが入りいよいよ優勝していく。

あんこう鍋、人生で初体験なのでドキドキしながら一口目を口に運ぶ。


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うまい…ウマスギル…

野菜の出汁を吸って優しい印象になった出汁が豆腐や白菜、白滝に完璧に絡み優勝していく。特に白滝がヤバかった。白滝がこれほどうまいと感じたのは人生で初めてかもしれん。

鍋って出汁を食べる料理なんだなあ…とこの年にして初めて分かりました。また一つ真実を知ってしまった。

あんこうのプルプルとした食感とセリのシャキシャキした食感、クタクタになった野菜のトロトロ感が口の中で渾然一体となUniverseを創造していた。

 

 

第一陣を食い尽くすと二回目が投入される。

今度はアンキモが投入されて卓上に緊張感が走る。

まずアンキモの見た目が白いことに驚く。おれがフェイク・スシでいつも食べてるアンキモはオレンジ色のはず…

店長いわく"本物"のアンキモは白いらしい。世界の真実です。

 

 

鍋が煮上がり期待が高まっていく。

おれ自身魚の肝がめちゃくちゃ好物なのでワクワクしながら食べた。


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最高。

今日一の感動ポイントはここだったかもしれん。

アンキモの脂が溶け込んで明らかにコクが増した出汁が最強形態すぎる。

肝自体もまったく臭みはなく口に入れた瞬間雪のように溶けてなくなる。

淡白な身に肝を添えて食べると全てが一体と化し宇宙になります。おれは世界の心理を知った。

添えてあるカボスこしょうと赤おろしを潜影蛇手(時事ネタ)すると味がまったく違うものに変化して全然飽きない。

最初から最後まで鍋だけだと飽きないかな~って心配もあったんだけど完全に杞憂。この鍋だけで満漢全席並みの価値あり。

 

 

お腹いっぱいめのところで最後の雑炊が出てくる。

もうね…言葉は不要。まずいわけない。

一口食べた瞬間満腹を忘れて全員でむさぼり食った。

今まで育った出汁が全て一体と化して口になだれ込んでくる。

まるで最終回に今まで戦ってきたキャラクターが走馬燈で移るようにこれまでの食材たちが主張してくる…


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イメージ図です。

雑炊という料理がここまで高尚な存在に見えたのは人生で初めてです。

 

今回も最高になって退店。

味がうまいのはもちろんなんですけど滞在中お話聞いたり目で楽しんだり、体験としての質が全体的に高いんだよな~

今回は大体一人頭17000円ぐらいだったけど酒をしこたま飲んだしむしろこれだけでいいの!?って思ってしまうぐらい最高。

お話を聞いた限りご時世かキャンセルが多く出てしまって大変らしい。その代わり来ていただいたみなさまには全力でサービスしますとのこと。

 

今回はからすみをタダつけてもらった。爆アド。

三月はまだまだ空席があるようです。あんこう鍋は三月末まで。みんなで行こう!!山はら!!

 

帰宅して日記書こうと思ったら爆睡してた。

興奮冷めないうちに日記にしたかったので仕事の休憩中にこれ書いてます。

魚は最高。

 

終わり